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記載日:2023/6/28
AとBが夫婦でマイホームを購入する為にペアローンを組んだと想定した場合最終的に
以下のような登記がなされることに成ると思います。
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甲1 所有権保存
共有者 1/2 A
共有者 1/2 B
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乙1(あ) 抵当権者 X銀行 債務者A 債権額3000万円
乙1(い) 抵当権者 X銀行 債務者B 債権額3000万円
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上記を例に登記簿から読み取れる権利関係を開設したいと思います。
①まずこの物件は新築物件である事が読み取れます。
→甲1で所有権保存という言葉は初代所有者に使われる言葉です。つまり物件が新築で有る事を示します。
②AとBはお金を半分ずつ出している事。
→共有者の持分は基本的には税金(贈与税)の関係で出したお金の割合で持分を決めることが原則です。甲1で持分が1/2ずつと登記されているので出資比率もこれに準じていると推測することが出来ます。
③AとBはX銀行からペアローンを組んでいる。
→上記はペアローンの典型例です。3000万円の債務を2本を購入不動産全体に設定してその2本はお互いに【第一順位】となっています。
登記簿を紐解くことで正確な権利関係を把握することが出来ます。ご自宅の登記簿を一度確認しても面白いかと思います。