抵当権(Mortgage)について
記載日:2023/03/04
抵当権について。不動産決済の時、抵当権て簡単に言うとなんですかと質問を受けました。一言でいうと不動産を物的担保とする為の権利です。金融機関は何の保証もなくお金を貸すことはできません。イメージは以下の通りです。
①金融機関:不動産を担保にお金を貸す
②債務者(お金を借りた側):目的不動産に抵当権を設定
③金融機関:お金が返せなくなった場合に銀行は競売を申立て(裁判所関与)
④金融機関:③の結果として優先的に債権を回収
担保権として抵当権の特徴は以下の通りです。
・抵当権設定者は不動産に住むことも出来る/使用可能
・不動産を売却することも物理的には可能
→売却については銀行との契約で特別な制限がかかっている場合が多い
お金を全額返済すれば抵当権抹消の為の書類として、権利証(登記識別情報)、抵当権抹消登記委任状、解除証書、抵当権設定時の証書等が発行されます。これらの書類を使って法務局に抵当権抹消の申請を設定者が行います。銀行側が積極的に抹消してくれるわけでは無いので、自分自身で自発的な手続きが必要となります。
Mortgage, sometimes we had question from clients. This is kind of collateral for real estate. When a bank loan the money, they need evidence that will be paid off all the money. In case, a debtor cannot pay off, a bank does legal enforcement and retire the money preferentially. The key point is that the owner of this real estate can live in this property.